東大医学部女医が教える話 シミのお悩み

シミのケアをしたい! 美容液でのケアはどこまで効果がある?

シミのケアを行う方法は、いくつかあります。そしてケア方法によって、「働きかけ方」「働きかけられる範囲」が違います。

ここではまずは「美容液」について取り上げます。

<美容液には「肌を今以上に白くすること」はできない>

「美白美容液」という言葉を聞くと、「使うことで肌が白くなるアイテム」「できてしまったシミを消すことができるアイテム」と思う人もいるかもしれません。

しかし実は美容液の場合は、このような効果を謳うことはできないのです。

医薬部外品に分類される美白美容液であっても、「できてしまったシミ」を消す効果を期待することは基本的にはできません。また、元の肌色以上に白い色にすることもできません。

<美容液は「これから出てくるかもしれないシミ」の予防に有効!>

ただ、「美白美容液は意味がない」とは決して言えません。

なぜなら、美白美容液の多くは、「これから出てくるかもしれないシミ」に対して有効に働くことができるからです。

美白美容液の中に入っている成分は、「メラニン色素が生成されることをブロックする(抑制する)」働きを持っているものが多いといえます。これによって、シミの元となるメラニンが肌の表面に浮き上がってくるのを防ぐことができるのです。

「浮き上がってきてしまったシミそのもの」を退治するわけではありませんから、見た目には劇的な変化は期待できないかもしれません。しかし美白美容液を使うことで、「明日の私」もシミがない肌を維持できるというメリットがあるのです。


 ハイドロキノンの場合は、「今あるシミを消すことができる」とされていますし、皮膚科医もこの考えを推しています。ただ、個人の肌の実感としてこのように言うのは問題がないのですが(ただし、広告ページなどで言った場合は問題視されることもあります)、正確な記述をすることを心掛けた場合、薬事法の制限を受けることになります。

このため、「できてしまったシミを消す」という表現は、原則として避けた方が賢明です。

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プロフィール

田中 亜希子(たなか あきこ)

 東京大学医学部医学科卒業

・医療法人社団 英僚会 理事長
・あきこクリニック院長
・日本美容外科学会認定専門医
・日本美容外科学会(JSAS)理事
・日本アンチエイジング外科学会(JAAS)理事
・アラガンファカルティードクター

各メーカースレッドリフト・ヒアルロン酸などのKOL(キーオピニオンリーダー)を務める(シルエットソフト・テスリフトソフト・クレヴィエル・premium VOV lift)

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